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Praxis

 趣味で作っている自作スピーカーの調整やスピーカーユニットの測定を行いたかったので、コンシューマ用としてはちょっと高価な測定器になりますが、米liberty Instrumentsの「Praxis」を購入(日本代理店:六本木工学研究所)しました。Praxisはアマチュアの使用するスピーカー測定器として有名な、IMP/Laudの後継機にあたるものです。Laudでの測定にはISAバスが必須なサウンドカードに限定されていて、現在主流のPCIバスでは使用出来ない等の不都合がありましたが、Praxisでは「AudPod」と呼ばれるUSB接続のコンパクトな端末と市販のsoundcardを組み合わせる事で、高度な測定をノートPC環境でも構築することが出来ます。ちなみにPraxisのソフトウエアはliberty Instrumentsから無料でダウンロード可能です。(AudPodがpraxisを製品版として動作させる為のノードロックキーとなっているので、AudPodが無い場合は機能限定版として動作します)
 ヤフオクではマイクの保存状態も判らないTechnicsのAudio Frequency Analyzer SH-8000が未だ高値で取引をされていますが、Praxisでは精度の高いSwept Signwave測定・MLS測定(共に擬似無響室測定)が可能で、高性能なPCが手軽に買える現在において、Praxisのように高度な測定器を利用しないのは大変勿体無いと思います。


Praxis AudPod + Girardin mic


 ちなみに測定にはPraxis推奨のGirardinマイクを使用しました。マイクにはフロッピーディスクでこんな感じの校正表が付属されます。校正点数は300点です。マイク感度をAudPodのマイクプリアンプ用に修正し、Praxisから校正データを読み込んで使用します。

 

Girardin mic 校正表


 4KHz以下はほぼフラット、10KHz付近に最大1.5dB程度の盛り上がりがあります。高域は30KHz程度までは校正すればそれなりのデータを撮れそうです。他にも安価なマイクでBEHRINGERのECM8000がありますが、こちらには製品毎の校正表が付属していませんので、製品毎のバラツキに対応する事が出来ません。BEHRINGERのデータシートでは10KHz付近から2dB近い盛り上がりがありますし、買い求めたECM8000がメーカー発表のデータシートと同特性になる保証は全くありませんので、測定用と銘は打たれていますが、実際の所あまり高度な測定には向かないように思います。

DYNAUDIO T-330D の測定結果を次に示します。
左がpraxisでのchirp測定、右がメーカー測定値です。

  

かなり精度の高い測定が出来ていると思いますが、如何でしょうか。見方によってはpraxisの方が細かく獲れているかな、と。

 サウンドデバイスはM-AudioのtransitUSBを六本木工学研究所よりPraxisとセットで購入して現在使用しています。このtransitUSBはPraxisでの動作確認で録音/再生共に96KHzSampling可能なサウンドデバイスとして認識されますが、transitUSB側のUSB1.1速度制限により録音/再生同時の場合48KHzでしか動作出来ないようですので、96KHzSamplingを行いたい人は方は注意して下さい。

 ここまで書いておいてなんですが、日本語マニュアルが無い事は頭の弱い
私にとって致命的でした。基本的な測定知識がある事を前提にソフトウェアを操作する必要がある感じで、英語のhelpファイルを読みながら作業をすすめるのは、ちょっと私には大変です。Praxisの実質的なライバル製品である伊Audiomaticaの「CLIOwin」(日本代理店:タキオン)には日本語マニュアルが完備されていますが、Praxisにないのは頭が痛いです。既にPraxisを使用しているような方は英語バリバリだと思いますが、今後は是非とも私のような素人にも簡単に扱えるように代理店殿にはマニュアルを整備して欲しい所です。


と、まぁこんな感じですが、折角高いお金出してPraxisを買ったので、ちょっとづつですがいろんなスピーカーを測定していきたいと思います。ちなみに、ここでの測定はいつもそこそこ条件が違いますので、掲載データの信用度は低いです(笑)。スピーカー〜マイクの距離はインパルス応答データからテケトーに推測して下さい。また、毎回縦軸を揃えるような事をしていませんので、適当に脳内補間して見て下さい。。。。。

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フルレンジ ウーファー スコーカー ツィーター システム


おまけ

PHONIC PAA2 professional audio assistant



RTA 31Bnad, 0.5dB Resolution Center frequencies ISO standard from 20Hz to 20KHz
  

 便利なハンディ測定器 PHONIC PAA2を紹介します。Praxisを購入したらPAA2はヤフオクで売り払おうと思っていたのですが、実は意外に便利で手放せないでいます。高域特性は結構いいかげんで、20KHzの感度はかなり怪しい感じが無きにしも非ずですが、スピーカーユニットの指向性特性や部屋の定在波を見るのに大変重宝しています。大きさは初代ゲームボーイ程度で、単三乾電池を4本使用し、本体に搭載された測定用無指向性マイク+ディスプレイで測定を行ないます。PAA2でマイク校正は可能ですが、説明書に校正は必要ないと書いてあります(校正表は付属しません)。既にマイク校正済みと書いてあれば安心出来るのですが、価格からしてたぶんマイクのf特校正や、感度校正などはしていないでしょう。まぁ、Praxisのように高度な測定が出来る訳ではありませんし、高々31バンドのスペアナですので、校正無しの特性で十分と言えば十分ではあります。

 PAA2はシグナルジェネレーターを内蔵していますので、PAA2からピンクノイズ等を出力し、スピーカーからの音を測定マイクでモニターして使用します。(私はいちいちピンクノイズ出力の為にケーブルを繋ぐのが面倒くさいので、efuさんの作成されたフリーソフト「WaveGene」よりピンクノイズを作成し、CD−Rに焼いて使用しています)。       

 PAA2での測定結果は、上記の様に専用のPAA2〜RS232CケーブルでPCに取り込む事が可能です。しかし、取り込んだからと言ってそのデータを加工して特別な事が出来る訳では無く、単にPAA2をリモート制御しているだけで、こちらは単なるオマケ機能ですね。

PHONIC
http://www.phonic.com/ 

サウンドハウス
http://www.soundhouse.co.jp/new/200304/phonic_paa2.htm

さらに おまけ



Digital Calibrated Processor DEQX PDC-2.6P

FIRフィルタの-300dB/oct 3Wayクロスオーバーとして使用出来るデジタルプロセッサで、
擬似無響室測定→インパルス応答推定→畳み込みまで可能なプリアンプです。



測定関係勝手にリンク

六本木工学研究所取扱いPraxis
http://www.ritlab.jp/shop/product/measurement/praxis.html

タキオン取扱いCLIOwin
http://www.tachyon.co.jp/~sichoya/clio/clio1.html

レイオーディオ取扱いLMS
http://www.reyaudio.com/linearx.html

Sound Lab MLS Software for Windows
http://www.gold-line.com/tef/t-mls.htm

MySpeaker
http://www.asahi-net.or.jp/~ab6s-med/NORTH/SP/

吉正電子株式会社 DSSF3
http://www.ymec.com/products/dssf3/

TEAC SYMPHONIE/HARMONIE
http://www.tic.teac.co.jp/jp/support/download/pdf/01dB.pdf


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